「マダム・プティ 4」

今回も面白かったけど、少し失速気味?
3巻の終わり方を考えると、そう簡単に抜け出せないのかなと思ったら、結構あっさり二人とも助かりましたね。

そしてまた、万里子は人に拾われる。
更なるトラブルの予感と思ったら、まさにその通りでしたね!

車から降ろされて呆然とするニーラムはちょっと間抜けでユニーク。
お世話されて照れてる万里子は可愛かったなー。

怖い目にあってニーラムに抱きついちゃう万里子。
ニーラムからは抱きしめ返してはないけど、予想外で嬉しかったんじゃないかな。

二人とも危険な目にあってばかりだったし、売春系と勘違いしたんでしょうね。
まあ、実際その状況になったら誰でも勘違いするか。

新キャラ、リディ・マラルメはまたアクの強い人でしたね。
「愛されていたんだねぇ…… 犬のように」はきっついなーと思いました。

そこからのアレ。
シリアスをぶち壊すメイド服。やばかった。

何故許せるのか聞かれて、犬だからかしらと自問する万里子はちょっと切なかったなー。

それにしても、幽霊が苦手だなんて、意外も意外。
インドにもお化けって概念があるんだなー。びっくり。

ニーラムってかなり抱きつき魔ですよね。
欧米とはいえ、既婚者に対する態度にはみえない。

犬だと思っていたんでしょうね。
都合のよく利用できる可愛い犬だと思ってたけど、実際には違ったのでしょう。

「あなたにとっても毛色の珍しい犬なんでしょうし」と自嘲する万里子に「今は」と答えようとしたニーラム。
言えなかった言葉の続き、気になります。

19話はとっても良かった!

「いい。あなた、私のかみさまじゃないもの」はニーラムにはちくりと刺さったでしょうね。
王子様って普段頼まれ事ばかりされてると思うんですけど、万里子はそういう風にニーラムを利用しないから。
自分は万里子を利用してて、少しくらい罪悪感とかが沸いたからこその「面倒な女だ」っていう台詞だと思うんですよねー。

凶暴な気持ちになるのは、汚れなき者への嫉妬とか、思い通りにならないことへのイラつきとかですかね。
支配欲とか嗜虐欲とかそういうものなのかなー。

あのとき、キスしたんですかね。
万里子の反応を考えると、きっとそういう破廉恥なことをしたんでしょう。
もっとだ! 俊さまのことを忘れてしまうような熱いベーゼを!と思ってしまう(古い)

「その死をもって かつての愛した兄を取り戻せよう」って大分イってしまってる考え方ですよね。
「母を失った時 優しかった兄も死んだのだ」は理解できますけど。

私も人間を人間たらしめるものは『知識』と『理性』だと思っているので、ニーラムの気持ちがよくわかる。
それがない者はただの獣だから殺していいという理屈も一見筋が通ってるように思える。

でも、それをやってしまうと自分もただの獣になってしまうんだよなー。
ニーラム気づいて!

「甘いんだわ。叶えてあげる 私の手で」で万里子さまーってなった。
万里子はニーラムを止めることができるのか!
これからまた一波乱ありそうだ。

それはさておき、今回の帯、ネタバレすぎる。



1巻から読む人のこと何も考えてないこの感じ、すごいですね!
まあ、白泉社だしな。仕方ない。

予告の「万里子が側にいることが怖ろしかったのか…?」を見て、私のボルテージがぐぐーんと上がりましたよ。
5巻は来年ですって。もう待ちきれない!

「バルテュス展」「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」

「バルテュス展」「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」行って来ました。

一日で両方見たんですけど、足が辛かったですね。
「バルテュス展」は地下一階、地上二階をくるくる回るのでハイヒールはおススメしません。

まずは「バルテュス展」



「眠る少女」はよかったなー。服着てるときの絵の方がエロスを感じる気がする。
あと、〜のための習作って書かれている作品の方が色を塗ったのよりもエッチだった気がします。
モデルがいて、それをみて描いた絵だからなんでしょうかね。自分でもよく分からない。

少女の絵よりも「窓、クール・ド・ロアン」とかが好きです。
個人的にぜひともおススメしたいのが「伊勢海老」の絵。なんだかとてもリアルで食べたくなりました。

バルテュスって、すごい絵が上手な画家ってわけじゃないと思うんですよね。
でも、一枚一枚訴えかけてくるものがある気がします。

そうそう、会場にあったアトリエの再現も良かったです。





つぎに「ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場」



あの細かさで版画だというのだから恐ろしい。細部をみるなら虫眼鏡は必須です(会場にありました)

連作<キリスト・マリア・使徒立像>と連作<乞食>は大きさとか手法は一緒なのに、受ける印象が違いました。
何でしょう、神に愛されたものと愛されないものとの違いといいますか。世は理不尽だなと。

連作<戦争の悲惨(大)>は(語弊はあるかもしれないけど)よかったですね。
タイトルそのものが版画から伝わってきて、なんともいえない気分になりました。

この二人だったら、私はジャック・カロが好きかな。
版画が好きだというのもありますが、何より作風がジャックの方が好み。

「ジャック・カロ」同時開催の「非日常からの呼び声」で、思いがけずヴィルヘルム・ハンマースホイが見れたのもよかったです。
(ずっと前に見逃したのです)

両方とも見て楽しい展覧会でした。
まだ会期中ですので、良かったら見てみてくださいねー。

「アナと雪の女王」



ネタバレ、特に結末バレ注意!

見に行って来ました。
珍しくパンフレット買ったぐらい、期待が大きかったです。
(中身が盛大にネタバレなので注意。結末バレしてるのには思わず笑いました)

前評判の通り、いい映画でした。映画館で見た方がいい気がする。
作中、あまりの映像美に鳥肌が立ちました。

ストーリーですが、一言でいうなら「お姉ちゃん、家出する」ですね(身も蓋もない)。
従来のディズニーの、ヒロインが男の子とくっついて終わりって作品ではありませんでした。

『凍った世界を救うのは――、真実の愛』なんていうから、てっきり恋愛のお話かと思ってたんですよね。
でも、恋は添え物でした。異性愛を主軸においてない印象。

私は自分が姉妹の姉なので、エルサに感情移入しながら見ました。
持ちたくも無い能力を持ち、それのせいで妹を傷つけ、自分に自信を持てず、一人って辛いですよね。

そんなときに、(不可抗力とはいえ)親が先に死んでしまうのはなー。
父母は、自分たちが同時に死ぬ想定がなかったんでしょうか。

そうだとしたら、国を治めるものとしては危機管理が十分とはいえない気がする。
父は賢王の印象があるんだけど実はぽわんなんじゃないかと思っています。

勝手に結婚を決めたアナに対して、エルサが怒ったけど、そりゃあ怒るなーと。私でも怒る。
挑発の言葉もひどかったし。

それにしても、世間知らずな娘が変な男にひっかかるっていうのすごいリアリティある気がします。
最後、ハンス王子が突き落とされたとき、ちょっとスカッとした。

エルサの戴冠式の格好は、"good girl"としての衣装だったんじゃないかと思います。
華美でなく、素直な娘としての格好。
山に逃げて、氷のお城を建設した後の衣装は、デコルテも出てるし、手袋はないし、髪もおろしてる。
親からの「感情を制御しろ」っていう抑圧から解放されたからか、表情も豊かで可愛い。
自由になったエルサはホント綺麗だと思います。

"let it go"には「これでいいの」と日本語歌詞がふってありましたが、これは結局自分を納得させるための言葉ですよね。
良いと言いつつも自信がない。
選んだというよりそうするより他なかったから逃げて「これでいいの」と納得させようとする。
妥協している感じを受けますね。当たり前か。

誰にも本当のことを言えず、理解がないからひきこもるってまんま現実の世界ですよね。
見ていてこころが痛かった。
エルサは助けてくれる人がいたからよかったけれど、実際はそんなこと滅多にないのだから世知辛いなと思います。

話題が逸れましたね。

戦闘シーンも良かったです。
雪での攻撃が多彩。表現もすごかった。

最初の氷を切り出すシーン好き。雪だるまのシーンも。
エルサが湖を凍らせながら走るシーンもよかった。

ラスト、『真実の愛』なんていうから、クリストフとアナがキスするのかと思いきや、そこはきちんと裏切られた。
(実は、アナとエルサがキスするのかと思って「ディズニーGJ!」と滾ったけど違った。残念なんかじゃないぞ!)
今までのディズニーなら考えられないですよね。

ロマンスはある。けど、それは二人の姉妹の物語には些細なことなのですよ!
こういうシーンは他の作品と違っていいなー。

オラフはエルサが生み出したものだから、アナのことがすごい好きなんだろうか。
作中彼がいたからか、中だるみなどもなく、テンポよく見ることができました。

映像も音楽もよかった。
後半はミュージカル要素が足りないような気もする。

でも、全体を通して高クオリティで好き。
吹き替え版、3D、それぞれ見に行きたいです。
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「誘惑カムフラージュ」完結しました。

こんばんは、終野です。

それにしても今日は寒いですね。
関東圏雪模様だそうで。
外出してないので本格的な寒さは分からないのですが、部屋の中が温まりにくいのでいつもより冷えてるんだろうなと思います。

さて、今回は誘惑カムフラージュを更新します。
今回ので最後、全部で五話になりました。

誘惑カムフラージュ

バレンタインの話をバレンタインに書くと言う中々無理なスケジュールでしたが、やはり当日更新は無理でした。
何にも予定なかったのに間に合わないとすごい罪悪感。
それもこれも今年は誰もくれなかったからだなと八つ当たり気味に言っておきます。

これからは誘惑カムフラージュの改稿に入ろうと思います。
突貫工事だったのもあって、あちらこちら気に入らない表現もありまして、ちまちま直していくつもりです。
それと平行しながら愛しい躯を進めていこうかなと。

もしかしたら、一話増えるかもしれない(誘惑)。
最初のシーンを書き加えたくて画策しているんですが、これ以上長い話になるのは何となく嫌だな。
もう少し試行錯誤しなくちゃ。

とりあえずは愛しい躯を書き進めようと思います。

「一番星のそばで」


終野だいすき仙石寛子さんの四冊目のコミックスです。
おめでとうございます。そして、ありがとーう!

何を語ってもネタバレになりそうですが、
表題作「一番星のそばで」は突然幽霊を見てしまい何だかんだと同居する話ですね(ざっくり)
また、仙石さんのお気に入りであろう姉弟ものでもあります。

読み終わってからしばらくニヨニヨ(そうとしか表現できない)してました。
もうときめきがとまらない。

終野自身も姉弟ものは大好きですのでそれはもう面白かった。
謎と切なさ、ほんの少しのラヴがいい感じ。さじ加減がたまらん。
愛だけど愛じゃないところが好きなんだなー。語るの難しい。

一度読んで、しばらく経ってからまた読むと感じ方が違ってそれはまた楽しい。
仙石さんの作品のスルメ感すきですね。

「イカとタコ」は、なんでか分からないけど恋の話だと思いました。
前巻収録「明るい恋の花」、前々巻「ちょっと早いけど干支」と似てるなー。
あと二つはほんのり百合っぽい気もするけど、どうしてそう感じるのだろうか。動物だからかな。

「女の子の下着」もほんのり百合風味。
「どうせ見せる相手もいないし……」「じゃあ私に見せればいいですよ!」の流れが好き。
あと、眼鏡の子の弁解可愛い。女の子がきゃっきゃしてるのいいなー。

描きおろしは「一番星のそばで」の続き(?)。
ちょっぴりほろ苦いお話。
若干いかがわしい描きおろしも読みたかったなー。

今回も満足の一冊だったんですが、なんと白泉社からまた別のコミックスも出たらしいのです!
「夜毎の指先/真昼の果て」。楽園っていう雑誌に載ってましたね(私も途中まで読んでました)

1月31日に発売したみたいですので、早く買いに行かなくちゃ。
読み終わったらまた感想を投下したいと思います。