ネタバレ、特に結末バレ注意!

見に行って来ました。
珍しくパンフレット買ったぐらい、期待が大きかったです。
(中身が盛大にネタバレなので注意。結末バレしてるのには思わず笑いました)

前評判の通り、いい映画でした。映画館で見た方がいい気がする。
作中、あまりの映像美に鳥肌が立ちました。

ストーリーですが、一言でいうなら「お姉ちゃん、家出する」ですね(身も蓋もない)。
従来のディズニーの、ヒロインが男の子とくっついて終わりって作品ではありませんでした。

『凍った世界を救うのは――、真実の愛』なんていうから、てっきり恋愛のお話かと思ってたんですよね。
でも、恋は添え物でした。異性愛を主軸においてない印象。

私は自分が姉妹の姉なので、エルサに感情移入しながら見ました。
持ちたくも無い能力を持ち、それのせいで妹を傷つけ、自分に自信を持てず、一人って辛いですよね。

そんなときに、(不可抗力とはいえ)親が先に死んでしまうのはなー。
父母は、自分たちが同時に死ぬ想定がなかったんでしょうか。

そうだとしたら、国を治めるものとしては危機管理が十分とはいえない気がする。
父は賢王の印象があるんだけど実はぽわんなんじゃないかと思っています。

勝手に結婚を決めたアナに対して、エルサが怒ったけど、そりゃあ怒るなーと。私でも怒る。
挑発の言葉もひどかったし。

それにしても、世間知らずな娘が変な男にひっかかるっていうのすごいリアリティある気がします。
最後、ハンス王子が突き落とされたとき、ちょっとスカッとした。

エルサの戴冠式の格好は、"good girl"としての衣装だったんじゃないかと思います。
華美でなく、素直な娘としての格好。
山に逃げて、氷のお城を建設した後の衣装は、デコルテも出てるし、手袋はないし、髪もおろしてる。
親からの「感情を制御しろ」っていう抑圧から解放されたからか、表情も豊かで可愛い。
自由になったエルサはホント綺麗だと思います。

"let it go"には「これでいいの」と日本語歌詞がふってありましたが、これは結局自分を納得させるための言葉ですよね。
良いと言いつつも自信がない。
選んだというよりそうするより他なかったから逃げて「これでいいの」と納得させようとする。
妥協している感じを受けますね。当たり前か。

誰にも本当のことを言えず、理解がないからひきこもるってまんま現実の世界ですよね。
見ていてこころが痛かった。
エルサは助けてくれる人がいたからよかったけれど、実際はそんなこと滅多にないのだから世知辛いなと思います。

話題が逸れましたね。

戦闘シーンも良かったです。
雪での攻撃が多彩。表現もすごかった。

最初の氷を切り出すシーン好き。雪だるまのシーンも。
エルサが湖を凍らせながら走るシーンもよかった。

ラスト、『真実の愛』なんていうから、クリストフとアナがキスするのかと思いきや、そこはきちんと裏切られた。
(実は、アナとエルサがキスするのかと思って「ディズニーGJ!」と滾ったけど違った。残念なんかじゃないぞ!)
今までのディズニーなら考えられないですよね。

ロマンスはある。けど、それは二人の姉妹の物語には些細なことなのですよ!
こういうシーンは他の作品と違っていいなー。

オラフはエルサが生み出したものだから、アナのことがすごい好きなんだろうか。
作中彼がいたからか、中だるみなどもなく、テンポよく見ることができました。

映像も音楽もよかった。
後半はミュージカル要素が足りないような気もする。

でも、全体を通して高クオリティで好き。
吹き替え版、3D、それぞれ見に行きたいです。
続きは、"let it go"の歌詞比較です。
上が字幕版の歌詞。
下が吹き替え版の歌詞。

私は、字幕版が好きですね。
吹き替え版はパワーが足りない感じ。いい子ちゃんのイメージ。
松たか子の歌はいいと思います。

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雪が山を覆う夜 足跡ひとつ残らない
(降り始めた雪は 足跡消して)

隔絶された王国 私は その女王
(真っ白な世界に一人の私)

風がうなる 心の嵐のように
(風が心にささやくの)

私の苦しみを 天だけが知っている
(このままじゃだめなんだと)

秘密を悟られないで
(戸惑い傷つき)

いつも素直な娘で
(誰にも打ち明けずに)

感情を抑えて隠さなければ
(悩んでたそれももう)

でも 知られてしまった
(やめよう)

これでいいの かまわない もう何も隠せない
(ありのままの 姿見せるのよ)

これでいいの かまわない 過去に扉を閉ざすのよ
(ありのままの 自分になるの)

もう気にしない 何を言われようとも
(何も恐くない)

嵐よ 吹き荒れるがいい
(風よ吹け)

寒さなんて平気よ
(少しも寒くないわ)

遠くから眺める すべてが砂粒のよう
(悩んでたことが嘘みたいね)

恐れは遠く去り もう私を苦しめない
(だってもう自由よ 何でも出来る)

怯えることなく 未知へと突き進む
(どこまでやれるか 自分を試したいの)

善悪やルールに縛られずに 私は自由よ
(そうよ変わるのよ 私)

これでいいの かまわない 風と空は私のもの
(ありのままで 空へ風に乗って)

これでいいの かまわない 二度と涙は流さない
(ありのままで 飛び出してみるよ

自分の道を行く ここは私の王国 
(二度と涙は)

嵐よ 吹き荒れるがいい
(流さないわ)

私のパワーが大気と地に満ちる
(冷たく大地を包み込み)

氷の図形のように 私の魂が広がる
(高く舞い上がる思い出描いて)

結晶となって 想いが形づくられる
(花咲く氷の結晶のように)

二度と戻らない
(輝いていたい)

過去は もう過ぎたこと
(もう決めたの)

これでいいの かまわない 新しい夜明け
(これでいいの 自分を好きになって)

これでいいの かまわない 理想の娘は もういない
(これでいいの 自分を信じて)

私の道を行く 輝く光を受けて
(光浴びながら)

嵐よ 吹き荒れるがいい
(歩き出そう)

寒さなど平気よ
(少しも寒くないわ)