皆さまご存知のジブリの最新作。見に行ってきました。
監督は、宮崎駿の息子吾朗さんで二作目ですね。

はっきり言いましょう。
ゲドよりずっと面白かったです(というかゲドが酷すぎたんだと)

物語は、主人公――海が朝ごはんを作り始めるところから始まります。
ここで流れる「朝ごはんの歌」が作中の中で一番のお気に入りです。
手嶌葵も歌に柔らかみが増して、ますます歌手としての腕を上げたのではないでしょうか。

終野はTVのCMをちょろっと見ただけで、事前情報は全くないまま見に行きました。

高校の文化部部室棟、通称カルチェラタンを取り壊そうとする学校と、それを阻止したいカルチェラタンの住人。
その中に今回のお相手――風間俊がいて、海と出会い、それに海は妹共々巻き込まれていく。

恋愛と青春とちょっとのミステリーって感じでしたね。
カルチェラタンの取り壊しをどうにかしようと取り組んでいく内に、自分たちの出生の秘密について触れる。
ここはCMでも出てたし、公式サイトにもバッチリ書いてあったからネタバレじゃないですよね。

海は俊が好きだし、俊は海が好き。
だけど、もしかしたら自分たちは兄妹かも知れない。
どうしよう。

なんていうか、巷にあふれてる兄妹ものとは違って安易ではない気がします。
兄妹の恋愛ものって、それこそたくさんありすぎて、どうしても陳腐になりがちだけど、そこはジブリ。
ちゃんと新鮮さを味あわせてくれるものでした。

二人が自転車二人乗りするシーンもすきですが、海が告白するところも好き。
あの言い終わってすぐに路面電車にのってしまうのがいいですよね。
何かあるよりずっと甘酸っぱい。
最後船に乗り移るときも、抱きとめられても照れもしない海にちょっとトキメキました。

海さんといえば、作中下宿人の皆さんが海のことをメルと呼んでいて混乱しましたね。
連れいわく、フランス語で海がメールだからメルなんじゃないかだそうです。

コクリコ坂のコクリコは、おそらくポピーの花だと。
コクリコ荘にもいくつか咲いていた気がします。そういうセンスがいいなー。

劇中のご飯もやはり美味しそうでした。
アジフライを揚げる音がやばかったのです。私もお櫃買おうかな(笑)

ジブリの映画を見た後は、情報量が多くて結構ボーっとする時間が増える気がする。
この緻密な映画を一年で作っているんだから頭が下がります。

終わったあと、連れと色々話したのですが、連れの言っていた言葉がとても印象に残ってます。
ジブリ映画をみると、丁寧に生きなきゃいけない気になるらしいです。
終野もそんな気になります。

終野がジブリの映画を見ると思い出す台詞があるのです。

「雫。ひとと違う道はそれなりにしんどいぞ」

これは、「耳をすませば」雫の父親の言葉。

ジブリのキャラクターは誰一人、自分の人生に手を抜いてないですよね。
感情豊かで、生きることに一生懸命で、丁寧に生きているからかちょっとしんどそう。

現実を生きるには、彼女たちほど軽やかには生きていけないかもしれない。
ままならないことたくさんあって挫けるかもしれない。
しんどいと思うけど、ああいう風に生きるの憧れです。